
画像出典:映画.com https://eiga.com/movie/104267/gallery/17/
先日は映画『オデュッセイア』を鑑賞してきました。
しかも全編IMAX撮影ということでこれは是非とも体験しに行かねば…!と思い始めてIMAX上映に行って来ました。
迫力ある映像と音でとても素晴らしかった。
特に音は荒れ狂う海のシーンになると全身に振動が伝わってきて本当に凄かったです。これがIMAXか…。
ストーリーに関しては原作が原作なので言うまでもなく面白いんですが、やはり登場人物の心の機微がしっかり描かれているのが映画ならではといった感じで良かったですね。
特に私が気に入っているのが乳母エウリュクレイアが物乞いのふりをしたオデュッセウスの正体に気付くシーンなんですが、驚きと喜び、そしてその気持ちを口にすることが出来ないもどかしさを表情と絶妙な間で描いていて思わずため息が漏れました。
しかし仕方ない部分ではあるのですが叙事詩とは異なる展開も多いのが気になるところ。
特にキュプロクスのエピソードは少し雑に感じました。
あそこは簡単に説明すると
オデュッセウスがキュプロクス族のポリュペモスに手持ちの酒を渡す→
気分を良くしたポリュペモスが名前を尋ねる→
オデュッセウスは「誰でもない」と答える→
夜中にポリュペモスの目を潰す→
他のキュプロクスが「誰にやられた」と尋ねるとポリュペモスは「誰でもない」と答え「なんだ、ただのうっかりか」となる→
目の見えないポリュペモスは手探りで洞窟の扉を開き、一行は羊に紛れて脱走
という流れなんですよね。
このエピソードはオデュッセウスの才知をよく表したエピソードであり、ポセイドンの怒りを買ったことによる苦難の旅の始まりでもあるので、もっと丁寧に描いて欲しかったと思います。
鎧姿の巨人はライストリュゴネ族だったみたいですね。
ここも叙事詩とは異なる部分があるのですが、あれはあれでかなりショッキングで印象に残るので結構好きです。
キルケのエピソードも知略と神の助けにより乗り越えるのが原作の流れなのですが情に訴えかけてあっさり終わりって感じでええ?ってなっちゃいましたね。
まあ原作だと長期滞在して子供まで作ってしまうので作品のテーマを考えるとノイズになりかねないですし削って正解だったかもしれないですね…ギリシャ神話マジで気軽に子作りしすぎなんよ…。
というわけで総評としては「ギリシャ神話(にわか)オタクとしては不満もあれど映画としては素晴らしい出来」って感じでした。
気になる方は是非ともIMAXで見てみて欲しいです。

コメント